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本日の担当医師
糖尿病は、合併症が非常に多く、網膜症、腎症、神経症がその三大合併症です。
眼の合併症は、定期的な検査と治療を続ければ、よほど進行していなければ失明することはありません。
しかし、放置して治療のタイミングが遅れている人も多いようです。
そのため糖尿病網膜症の20%が失明の危機にさらされ、実毎年3000人もの人が視力を失っています(失明原因の第2位)。
糖尿病網膜症は、進行度によって、単純型、前増殖型、増殖型に分けられます。
網膜に、点状、しみ状出血が散在し始めます。
硬性白斑も少量出現することがあります。
この時期は、内科の治療が第一となります。
血管が詰まって、網膜の一部に血液が流れない状態で、そのまま放置すれば増殖型に進行します。
進行を防ぐためには、この時期がポイントで、蛍光造影眼底写真などでレーザー光凝固術の適応を決めることが大切です。
糖尿病網膜症と合併して発症する網膜のむくみです。眼の血管に出血があったり、毛細血管が詰まって血管に瘤などができたりすると、血液中の成分がしみ出しむくみが起こります。
自覚症状として多いのは「ゆがみ」です。
網膜光凝固術は、新生血管の発生を予防する場合と、新生血管の消退を目的として実施する場合があります。
パターンレーザーを使用することで短時間に複数の照射をすることができ、従来の装置に比べ、痛みが格段に少なく、治療が速く終わることができます。
レーザー治療は、早い時期なら80%に有効、時期が遅くなると50~60%有効といわれています。
硝子体手術では、硝子体中の出血、混濁、増殖膜を取り除き、人工の眼内灌流液に置換して内部を透明にします。
また、網膜剥離があれば、網膜の牽引を解除し、眼内灌流液をさらに空気と置換し、網膜裂孔の周囲を光凝固して網膜を復位させます。
最近では、手術の進歩により成功率は80%以上となっています。
硝子体手術の視力予後は、手術が早期か、レーザー治療が終了しているかなどで大きく変わってきます。病状が比較的軽い場合は、実用視力となることが多く、90%以上が成功します。
しかし、重症となってからの手術は70%程度の成功率で、手術が成功しても視力が0.1程度にとどまることもあります。
増殖糖尿病網膜症の1例
手術前視力 0.07
手術後視力 1.0
網膜出血、増殖膜は除去されている
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