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網膜光凝固(レーザー治療)について

網膜光凝固術は、新生血管の発生を防止するために前増殖網膜症の段階で実施する場合と、新生血管の消退を目的として増殖網膜症の段階で実施する場合があります。
いずれの場合でも、虚血部分や新生血管の有無を蛍光造影検査などで正確に調べ、照射範囲や照射密度を慎重に決めなくてはなりません。
一回の処置で、網膜の虚血部分に0.2〜0.3mmの円形スポットのレーザー光を0.1〜0.5秒間、数十発〜数百発ほど照射します。
虚血の範囲が強いと3〜5回に分けて1000発以上光凝固術を行うこともあります(汎網膜光凝固術)。
従来のレーザー装置では、1発ずつ照射をする必要があり、比較的多くの時間と軽い痛みを伴うことが問題でした。
近年、米国で開発されたレーザー網膜光凝固装置PASCAL(PAttern SCAn Laser)は、短時間に複数の照射をすることができ、従来の装置に比べて痛みが格段に少ないこと、治療が速く終わること、血管などに対する障害が少ないことから、目に優しい光凝固装置といわれてます。
レーザー治療は、早い時期なら80%に有効、時期が遅くなると50〜60%有効といわれています。

網膜光凝固術は、あくまで新生血管の発症を防ぎ、網膜症の進行を防ぐことが目的です。
視力の改善が目的ではなく、視力を維持することが目的であることを覚えておく必要があります。
視力が影響されることもありますが、失明という最悪の事態を防ぐために、適応があれば積極的に行われています。

また硝子体手術の成績もレーザー治療の有無で大きく左右されますので、増殖型では網膜光凝固術は必須の治療法といってよいでしょう。




〒731 山口県周南市新町1-25-1 TEL 0834-33-1313 広田眼科クリニック 院長 広田 篤

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